この記事のテーマ:
- Amplitude Analyticsが、グループ化のクエリ結果をいつ、なぜ切り捨てるのかを理解する
- Amplitude Analyticsがグループ化の結果をどのように優先するのかを理解する
基本的な形として、Amplitudeのグループ化機能は、集計のためにイベントを分類するツールです。
たとえば、国別のイベント数をカウントする場合にグループ化を使用します。
Amplitudeの [イベント分類]チャートのグループ化表示の詳細については、ヘルプセンターの記事をご覧ください。
グループ化の結果の選定
パフォーマンス維持のため、Amplitudeは、クエリ結果を返すことができるグループ数の上限を設定します。この上限を超えると、上位グループは維持され、残りはクエリの結果から削除されます。上位グループは、下の表に従って決定されます。
[イベント分類]チャートの1つのグループ化の場合、結果は100のグループ化に制限される場合があります。2つのグループ化の場合、結果は500のグループ化に制限され、各グループ化の値のペアが1つの結果としてカウントされます。
グループ順序
この表は、Amplitudeが[内訳表]を表示するためにグループ化をどのように優先するのかを示しています。
メトリクス | 順序 |
ユニーク数 | ユニークユーザー数 |
合計 | イベント総数 |
%アクティブ | ユニークユーザー数 |
平均実行回数 | イベント総数 |
実行回数分布 | ユニークユーザー数 |
プロパティ値の分配 | イベント総数 |
プロパティ値の合計 | プロパティ値の合計 |
プロパティ値の平均 | プロパティ値の合計 |
ユーザーごとのプロパティ値区別 | (ユーザー、プロパティ値)ペア総数 |
数式:パーセンタイル | イベント総数 |
数式:頻度パーセンタイル | イベント総数 |
数式:プロパティカウント | ユニークプロパティ数 |
数式:プロパティカウント平均 | (ユーザー、プロパティ)ペア総数 |
数式:デフォルト | ユニークユーザー数 |
グループ順序の数式
グループ化のない数式では、数式内のすべての指標が同じ順序を使用している場合にのみ、上記の順序が使用されます。そうでなければ、Amplitudeはデフォルトの数式順序を使用します。
グループ化の数式では、Amplitudeは、1つの式に含まれるすべての数式を合計したグループごとの最大の総合値によりグループをランク付けします。
注:複数の数式項目と演算子の組み合わせでグループ化の選定が発生した場合、Amplitudeはすべての数式項目が同じグループにクエリされるように追加のクエリを発行するため、数式の読み込みに時間がかかる場合があります。