時には、プロセスの特定のステップが特定のいずれかのイベントになりうるような分析を作成する必要があります。例えば、この分析は、プッシュ通知を受け取った後に、次のステップとして曲を再生または検索のいずれかを行ったユーザーを対象にしています。
Amplitudeのデフォルトでは、[イベントモジュール]で複数のステップを直接選択することはできません。ここでは、使用できるOR
句がありません。ただし、OR
句で結合された2つの別々のイベントで構成されるカスタムイベントを作成することは可能です。そして、フローでこの新しいカスタムイベントを使用します。
上の画像の[曲を再生または検索]
は、[曲を再生]
イベントと[曲を検索]
イベント、そしてその2つを連結するOR
句からなるカスタムイベントです。[曲を再生]
イベントまたは[曲を検索]
のいずれかのイベントをトリガーしたユーザーは、その2番目のステップにコンバージョンしたと見なされます。
他の方法は、追加されたイベントをイベントプロパティまたはユーザープロパティで条件づけることです。これは、ユーザーが多くのイベントのうちの1つを実行した場合に、分析するための主な方法です。
始める前に
- 管理者、マネジャー、メンバーのみが、カスタムイベントを作成できます。
- カスタムイベントは、[イベント分類]、[ファネル分析]、[リテンション分析]、[ライフサイクル]、[スティッキネス]、[インパクト分析]、[パスファインダー]、[コンパス]のチャートでのみ使用できます。
- Redshiftのカスタムイベントでは、クエリできません。
- すべてのカスタムイベントには、チャートのイベント名の前にプレフィックスの「[カスタム]」があります。
- 他のチャートで使用されているカスタムイベントを編集または名前を変更すると、それらのチャートは壊れます。Amplitudeは、それを使用するチャートが手動で変更されるまで、以前に指定された値をクエリし続けます。カスタムイベントを編集すると、警告が表示されます。
- カスタムイベントでイベントプロパティをクエリすることは、そのプロパティがすべてのイベントに適用される場合のみ可能です。5つの異なるイベントでカスタムイベントを作成しようとしている場合で、それらのイベントすべてのロケーション値を表示したい場合は、カスタムイベントを構成するすべての個々のイベントの、ロケーションイベントプロパティを計測する必要があります。
2つの既存のイベントを、1つのカスタムイベントにグループ化する
これを行うには、次のステップに従ってください:
- [データ]に移動し、ドロップダウンからカスタムイベントを作成するプロジェクトを選択します。[イベント]から、[カスタムイベントを作成]をクリックします。
- 表示されるモーダルで、1つのイベントとして分析するイベントを選択します。分析に選んだイベントの詳細を表示する必要がある場合は、これらのイベントに異なるフィルターを設定するオプションがあります。
この時点で、Amplitudeでこのイベントをさらに分析できます。使用するには、該当するチャートのドロップダウンメニューから、[カスタム]カテゴリで新しく作成されたイベントを選択します。